SHINYEI History #29 再建
本社ビルの再建は、震災による被害を克服し、事業基盤を固めて安定した収益体質づくりを進めるための中心拠点として、活力の醸成につなげるためにも、急務でした。
社内に再建委員会を発足して「神栄本社ビル再建計画」をまとめ上げ、1996年(平成8年)9月に着工し、1998年(平成10年)3月に地下2階・地上8階建ての新本社ビルが竣工しました。
ビルの外観は神栄の生い立ちにちなみ、「絹の清らかさと光沢」を表現のテーマとし、正面玄関には市民や入居者の心をなごませる「清流の池」を配置しました。
同年4月17日には竣工式典と披露祝宴が晴れやかに挙行され、4月27日より新本社ビルでの営業を開始しました。
また、震災をきっかけとして東京支店を建築年の新しいビルに移転することを決定し、1996年(平成8年)4月より東京都港区芝4丁目の三田NNビルでの営業を開始し、その後、2004年(平成16年)3月に同区芝2丁目の芝2丁目ビルに移転するまで続きました。
さらには、海外拠点の整備も進め、中国への返還間近であった香港における全社的な営業拠点として、1996年(平成8年)4月に香港支店を開設し、1997年(平成9年)10月には、中国における事業拡大のため、現地法人神栄(上海)貿易有限公司を、1998年(平成10年)1月には、米国におけるコンデンサの販売を強化するため、カリフォルニア州サンディエゴに現地法人Shinyei Electronics Corp. of Americaを設立しました。
|
|
|
SHINYEI History シリーズはこちらから | 第30回につづく |