DX推進による食品工場での品質管理のさらなる向上と業務効率化の実現
~ 現場帳票電子化システム「F-Repo®」導入でスマートファクトリー化を推進 ~
カネテツデリカフーズ株式会社(神戸市東灘区、代表取締役社長:村上 寛、以下「カネテツデリカフーズ」)では、商品需要の拡大に伴い、多品種生産化が進んでいます。これにより、品質管理の強化、生産性向上、業務効率化、さらには働き方改革がますます重要になっています。また、食品業界全体でも、品質保証の厳格化や持続可能な生産体制の構築が求められています。
こうした状況を踏まえ同社は、神栄株式会社(神戸市中央区、代表取締役社長:赤澤 秀朗)の子会社である神栄テクノロジー株式会社(神戸市中央区、代表取締役社長:小山 文也、以下「神栄テクノロジー」)と協働し、現場帳票電子化システム「F-Repo®」を構築・導入しました。このシステムの活用によるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を通じて、これらの課題を解決するとともに、品質管理の高度化や業務効率化を促進してまいります。
1.品質管理の視点でDXを全社的に推進
カネテツデリカフーズは、1990年に全商品合成保存料無添加を実施し、さらに練り製品の製造工場として初めて「ISO22000」「FSSC22000」「JFS-C」の3つの食品安全管理システムの認証を取得しました。現在も「FSSC22000」認証を維持し、食品衛生管理のシステム「HACCP」に基づく製造工程の管理により、高い品質基準のもとで「安心・安全」な商品づくりを追求しています。
カネテツデリカフーズは、このシステムをDXプラットフォームとして活用し、品質保証部が中心となり、「現場運用に適したシステム」「品質管理の向上と業務効率化」等を主なポイントとし、製造部門、管理部門ともに全社一丸でDXを推進しています。
2.「F-Repo®」の導入・活用による効果
「F-Repo®」によるデジタル化により、製造現場等での記録作業すべてをタブレット入力で簡易化し、入力されたデータはクラウドで一元管理されます。これにより、リアルタイムでのデータ確認や都度必要なフィードバックが可能となり、品質管理における信頼性向上と効率化の両面で大きな効果が得られています。
3. 今後の展望
カネテツデリカフーズは、今後も「F-Repo®」の機能拡充と活用を進め、さらなるDX推進とデータ活用により、スマートファクトリー化を進めてまいります。これにより、食品業界のDXモデルケースとしての確立を目指し、持続可能な練り製品製造の実現に貢献してまいります。
また、神栄テクノロジーは、今回の協業を通じて構築した現場帳票電子化システム「F-Repo®」を戦略的品質管理のためのDX支援ツールとして、より広く市場へ提供していくこととし、食品製造分野を中心に、持続可能な生産体制の構築に貢献してまいります。
カネテツデリカフーズのリリース情報はこちらをご覧ください。
https://www.kanetetsu.com/blogs/press/qa_dx2503
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