【海外出張レポート】工業製品部~インド~編/前編
今回は、神栄工業製品部の海外出張レポート~インド~編/前編です。
世界各国とビジネスをしている当社の魅力を全3回に分けてお伝えしたいと思います!
工業製品部の強み!世界を渡り歩く担当者をご紹介!
今回インドへ行かれたのはロシア語と英語が堪能な女性社員で、海外のお客様とのビジネスを成立させるためには必要不可欠な人材です。
私の日常業務としては、主に北米向けに、工業製品部のカウンターパートである米国現地法人Shinyei Corp. of America(以下、SCA)の営業窓口となり、試験機、計測器、センサ関係を日本から海外に輸出し、機械の設置に関してのフォローアップ、現地での修理やメンテナンス対応ができるエンジニアの手配までをサポートしています。
では、この度の出張についてご紹介させていただきます!
出張の目的と事前準備
今回は主にスマートフォン等の小型電子機器向け落下試験機の納品、動作確認、操作トレーニングなどを行いました。出張へ行く際は、設置関係のフォローアップと同時に商談の場も設けてもらいます。
小型電子機器向け落下試験の様子/軽量落下試験機 DT-202シリーズ
事前準備については、目的や場所によって変わります。
目的が技術関係(試運転など)の場合は、取扱説明書を理解し、試験条件や先方の要望を確認します。実際に機器の設置や動作方法などを把握するために、メーカーを訪問してエンジニアから直接説明してもらい、英語で質疑応答ができるように備えます。
また、商談目的の場合では、目的の製品知識だけではなく、取扱っている全ての製品について把握し、お客様の要望に答える準備も怠りません。
余談になりますが、海外の当社取引先工場はセキュリティの厳しいところが多く、工場へ入るためにNDA(Non-Disclosure Agreement/秘密保持契約書)などの契約書類を英語で提出することがあります。そのため、英語の勉強も欠かせません。
インド概略(ベンガルールとムンバイ)
今回出張した都市は、ベンガルールとムンバイです。
ベンガルール(Bengaluru)(旧称バンガロール)はインド南部のカルナータカ州(Karnataka)の州都で、IT産業で急速に発展し「インドのシリコンバレー」として知られています。南インドにありながら高原に位置するため年間を通して気候が穏やかで、外資系企業に人気の都市です。
ムンバイ(Mumbai)(旧称ボンベイ)はインド西部のマハーラーシュトラ州(Maharashtra)の州都です。首都デリーに次ぐ大都市で、アラビア海に面しています。
インドの言語
インドでは英語以外に少なくとも16種類の言語(文字)があり、紙幣にも各言語で金額が記載されています。
ベンガルールの公用語はカンナダ語です。ムンバイの公用語はマラーティー語ですが、一般的には英語やヒンディー語(表記はデーヴァナーガリー文字)が使用されているようです。
インドでは様々な言語が存在することから、首相のスピーチも一部の人にしか理解できていないそうです。
中編へつづく |