【海外出張レポート】水産原料買い付け~北欧~編 その2

食品関連

【海外出張レポート】水産原料買い付け~北欧~編 その2

今回は、神栄食品部の海外出張レポートの第2回です。
神栄の冷凍水産品がどのような形でお客様の元へ届いているのか、その背景を紹介できたらと思います!

取引先に到着してからの流れ

Q.取引先に到着してからはどういう動きをしていますか?
先方とのコミュニケーション(確認や交渉)は全て英語ですか?
A.到着時に魚の水揚げがあり、検品できる場合は着替えをして検品室へ移動します。すぐに水揚げがない場合は、工場担当者と次回の水揚げ予定について話をします。
コミュニケーションについては、確認や交渉は全て英語で行っています。(ノルウェーでも英語です)業界ワードを覚えてさえいれば、流暢でなくとも取引先との会話は成立します。ただし、日常会話や時事問題などのお話になると厳しい場合もありますので、語学が堪能なことに越したことはないですね!
水揚げ後の仕分け作業風景

検品室に入室する時に着る白衣

検品を行う準備中

Q.そうなんですね!
前回、現地での行動は常に漁の状況に合わせてスケジュール調整をされると伺いましたが、滞在期間中に一度も水揚げがなかったことはあるのでしょうか?

A.私は経験がないのですが、タイミングによってはありますね。

自然が相手なので、不漁なときももちろんあります。

現地での検品

Q.検品所で作業されている写真を拝見しました。

現地の方に全て任せるのではなく、ご自身でも検品作業をされることがあるのですね!

A.現地で水揚げがある際は、自身で検品して魚の状態などを確認します。時期や漁獲エリア、漁獲数量、漁獲船によって若干の違いがあるので、現地での検品は重要な業務の1つになります。

ちなみに、魚のさばき方は神栄に入社してから覚えました。

ご自身で検品をするからこそ、その日の水揚げされた魚の状態を知ることができるのですね。
こうして当社の営業マンが現地で目利きをしてくれているからこそ、安全・安心に繋がり、美味しい冷凍水産品になりお客様の元へ日々お届けされているのですね!

終わりに

買い付けに関する注意点について伺ったところ、まず生産者側の背景を知り気持ちを汲み取ること、これまでの取り組み実績による規模感、優先事項など瞬時に考え判断し決めていく裁量に感激しました。

ビジネスにおいて、お互いにwin-winな関係を築くことは容易ではなく、確かな目と経験値、判断力によってそれが成り立っていると教えられました。

選別作業風景

梱包作業風景

 

次回へ続く

【海外出張レポート】その1はこちら

冷凍水産品のお問い合わせはこちら
神栄食品部ホームページはこちら