国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」に神栄テクノロジー株式会社製「鏡面冷却式露点計」採用のお知らせ

電子関連

国立天文台ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」に神栄テクノロジー株式会社製「鏡面冷却式露点計」採用のお知らせ

このたび、国立天文台がハワイ観測所に設置している口径8.2メートルの大型光学赤外線望遠鏡「すばる望遠鏡」(写真→)を保護し安定的に運用するため、ドーム内の露点温度を正確に計測することを目的として、当社子会社の神栄テクノロジー株式会社(本社:神戸市中央区、代表取締役社長:小山文也、以下「神栄テクノロジー」といいます。)が開発・製造する鏡面冷却式露点計「DewStar S-1シリーズ」が採用されましたので、お知らせいたします。

 

 

 

 

1.採用の背景

「すばる望遠鏡」*の安定運用において、望遠鏡本体や主鏡鏡面を保護するため、ドーム内の適切な温度管理が重要となります。そのためには、ドーム内の露点温度を正確に計測し、ドームの開閉やドーム空調・ミラー空調の制御を行うことが求められます。ドーム内に設置して正確な露点温度をリアルタイムで計測することが可能な機器として、神栄テクノロジー製の鏡面冷却式露点計が採用されました。

*「すばる望遠鏡」は、大学共同利用機関法人自然科学研究機構 国立天文台が米国ハワイ島にある標高4,200mのマウナケアの山頂域に設置しています。(写真→)

 

 

2.鏡面冷却式露点計「DewStar S-1シリーズ」

神栄グループでは、1970年に業界初の金属酸化物型湿度センサを開発して以来、湿度分野のパイオニアとして、品質・生産管理、素材開発など産業の発展に欠かせない湿度関連機器を開発し、世界中に供給しております。
今回採用された鏡面冷却式露点計「DewStar S-1シリーズ」は、JIS(日本工業規格)で規定された湿度の基準器に該当し、湿度計としては最高峰の精度を誇ります。また、センサの劣化が少なく長期安定性と再現性に優れ、様々な分野でご使用いただける製品です。

 

標準型鏡面冷却式露点計 DewStar S-1シリーズ
神栄テクノロジー株式会社