製造工程の空気質の改善サポートを行う「空気清浄度測定サービス」開始のお知らせ

製造現場における空気清浄度のデータ取得・分析サービス

当社子会社の神栄テクノロジー株式会社（本社：神戸市中央区、代表取締役社長：小山文也、以下神栄テクノロジー）は、高度な空気清浄度管理が求められる半導体・光学部品・フィルム・電池などの各種製造工程において、自社開発のパーティクルセンサで連続測定をして取得したデータを整理し、分析結果とともに改善提案を行う測定サービスを本年4月より開始しますので、お知らせいたします。

空気清浄度測定サービスの開始へ至った経緯

空気清浄度測定サービスの内容

神栄テクノロジーが提供する空気清浄度測定サービスは、一般的に実施されているパーティクルカウンターを使用した測定とは異なり、自社開発のパーティクルセンサを複数箇所に設置して連続測定をすることで、発塵場所やワーストポイント（最も汚損度が高い場所）の特定や、管理基準から逸脱している時間帯などの把握に役立てることができます。こうした測定と分析を伴う作業は一定のノウハウを必要としますが、神栄テクノロジーでは、センサメーカーとしての長年の実績と医薬品物流倉庫等での温度マッピングサービスの経験から得た知見をもって、製造工程における課題の確認からデータ分析、レポートの提出に至るまで、一括でサポートいたします。

サービス内容

サービスのポイント

• 時系列データをグラフ化することで、人の出入りなどのイベントに応じた発塵や濃度変化を確認できます。
• 空気中に浮遊するサブミクロンサイズ（1µm以下）の微粒子や、やがて落下する粗粒子、さらには温度・湿度も同時に測定することで、新たな発塵傾向や空調機器による影響などに気づくことができます。
• 測定したデータは全て保存して、レポートに添付します。センサの成績書も発行可能です。
• パーティクルカウンターで巡回測定している作業を効率化できます。複数ある管理ポイントで同時に測定した結果を確認できます。

今後の展開について

神栄テクノロジーでは、今後も新たなセンサや測定システムの開発を推し進めるとともに、センサで収集したデータから有益な考察を得るために必要な分析ツール、傾向やパターンを簡単に把握できるような可視化ツールの開発などを通じて、製品はもちろんのこと、センサメーカーだからこそできるお客様の課題解決につながる付加価値の高い各種サービスの充実を図り、製造業や医薬品物流業界の生産性向上へ貢献してまいります。