SHINYEI History #18 創立80周年
戦時中に始めたコンデンサ事業は、テレビの普及とその後のカラー化により急成長を遂げ、1965年(昭和40年)4月には、世界で初めてポリプロピレンフィルムコンデンサの開発に成功しました。
一方、製糸事業については厳しい環境にあり、工場の縮小・集約といった合理化を迫られるようになりました。
そうした中、1959年(昭和34年)2月に、中津工場(大分県)を分離子会社化し、大分製絲株式会社を設立することとなりました。
田中工場(長野県)については、製糸工場から神栄電機株式会社の工場へと転換し、受注が急増するコンデンサの製造を行うようになりました。
1966年(昭和41年)8月に、経営規模の拡大、管理部門の合理化と多角経営による事業の安定と拡充を図るため、子会社である神栄電機と大分製絲を吸収合併し、商号を現在の「神栄株式会社」に変更しました。
また、合併を機に、従業員から募集した図案を基に新たな社章を制定しました。
創立80周年を迎える1967年(昭和42年)4月には、新たな躍進の拠点として、現在の本社と同じ神戸市生田区(現在の神戸市中央区)京町77番地の1に新本社ビルを建設し、また兵庫県知事をはじめ多くの来賓をお招きし、80周年祝賀パーティーを盛大に執り行いました。
新社章(繭の形にSHINYEIの「S」) | 創立80周年を記念して建設した本社新社屋 |
SHINYEI History シリーズはこちらから | 第19回につづく |