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広報担当です。
今回は、神栄株式会社農産部で取扱う「ナッツ」を紹介します。
農産事業について
当社が初めて中国から落花生を輸入したのは1954年であり、落花生の取扱量では国内トップクラスのシェアを誇っています。また、ナッツ類についても、国内シェアトップクラスのカシューナッツをはじめ、アーモンド・クルミなど、世界各地から仕入れて日本国内の問屋やメーカーに販売しており、多くのお客様より高い評価をいただいています。
農産部の強み
農産部の強みは、長年の取引実績から提案できる仕入先の豊富さにあります。1954年以降、中国からは落花生を中心に輸入しており、その後アメリカからは落花生やアーモンド、クルミ、ピスタチオを、インドやベトナムからはカシューナッツを輸入するようになりました。その他、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、ブラジル等世界中の様々な国々の仕入先と取引をしています。商材により、産地国の選定から、品質面や価格面でのメリットを考慮した提案と、それぞれのお客様のニーズに合った提案をすることが可能です。
原料手配から日本に入るまで
農産部では、生産地の相場や情報を幅広く収集し、これらを基にお客様へ提案し、現地仕入先と価格や船積みを行う時期を決め原料手配を進めます。その船積み時期に合わせ、中国、アメリカ、インド、ベトナム、オーストラリア等様々な国から商品がコンテナ輸送されます。船による輸送が基本となりますが、まれに飛行機による輸送ということもあります。船積みされた場所にもよりますが、現地で船積みされてから短い場合は4日(中国等)、長い場合は1か月半ほど(南アフリカ等)掛かります。日本へ到着後は、業者を通して通関手続きを行い、お客様であるメーカー等へ販売し、焙煎や味付け等加工されたたものが、皆さまが普段コンビニやスーパー等店頭で目にする商品になるという流れになります。
おすすめ商品
・カシューナッツ
当社で取扱いが多いのは、実はカシューナッツです。カシューナッツの製造はインドやベトナムで盛んに行われています。農産部では、インドやベトナムからカシューナッツの原料を輸入し販売しています。オレイン酸やタンパク質、糖質等が高く、またビタミンB1やミネラル類も豊富で健康に良い栄養素を多く含んでいます。独特の優しい甘味と勾玉の形の特徴を活かして使用されるカシューナッツは、焙煎されてミックスナッツに使用されることが多いですが、ケーキやクッキー等製菓原料にも使用されています。
・マカダミアナッツ
マカダミアナッツの産地といえばハワイと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はオーストラリアや南アフリカが大きな産地国です。農産部では、オーストラリア産や南アフリカ産の原料や現地加工品(焙煎)を取扱っています。アーモンド、クルミ、カシューナッツ等と比べ高価ではありますが、心臓に良いとされる不飽和脂肪酸が多く含まれています。淡泊な甘味と快い口当たりでローストスナック、高級菓子、チョコレートのセンター材料として、またダイスカットしてアイスクリーム、ケーキなど利用範囲は広く、製菓材料に積極的に使用されています。他にも人皮脂に類似した組成から、マ力ダミア油は化粧品やスキンケア製品として利用されています。
ナッツの魅力
ナッツには、どういった魅力があるのでしょうか?
一般的なナッツ類が含んでいる栄養素としては、ビタミン・ミネラル、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、食物繊維などが挙げられます。
昔はお酒のおつまみのイメージが強かったナッツですが、今は健康志向を強く出した商品である塩無し焙煎が主流となり、また様々な味付けをしたものも加わり商品ラインナップが増えています。さらに海外を中心にナッツの豊富な栄養素に着目し、洗顔材やハンドクリーム、化粧品等にも使用されることが増えており、注目されています。
これらの要因で、ナッツを食べて栄養補給をしながらカロリーコントロールをするという健康意識の高い方が増えたため、市場が大きく拡がってきています。海外と比べると1人当たりの消費量はまだ少ないので、今後さらに伸びるのではないかと期待されています。
NHK「ガッテン!」でも落花生・ナッツが特集されています≫過去の記事はこちら
おわりに
1954年に、当社が初めて中国から落花生を輸入して以来、当社はより良い商品を探し求めて世界各地へと供給ルートを拡げていきました。今後とも、幅広いネットワークを活かし、仕入先との信頼関係と情報力を武器に、安全・安心でお客様のニーズに応えられる商品を提供してまいります。
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