SHINYEI History #19 経済成長下の事業拡大

SHINYEI History

SHINYEI History #19 経済成長下の事業拡大

日本が経済成長を続ける中、神栄の貿易部門も拡大していきました。
1970年(昭和45年)に中国から衣料品の輸入を開始しました。
また、翌1971年(昭和46年)には、日本で初めて、中国産冷凍野菜の輸入を開始しました。
当時の主な取扱品目は、さといも、インゲン、ソラマメ、カリフラワーなどで、その後、学校や職場の給食用、外食産業用、スーパー小売パックなどへ需要が拡大し、北米などにも商圏を拡大していきました。
一方、政治的背景により中国からの落花生の輸入が制限される中、1970年(昭和45年)以降、米国、インド、エジプトなどから落花生を輸入するようになりました。
1973年(昭和48年)からは、カシューナッツ、ピスタチオの輸入も開始し、急速に取扱量が増加しました。

電機部門においても、コンデンサ以外の新規分野へと拡大していきました。
生糸やコンデンサの製造現場で得た水分や湿度管理に関する知見を基礎として研究に取組んだ結果、1970年(昭和45年)に湿度を電気抵抗で測定する「シンエイ・ヒューミスタ」を開発しました。
高感度で、従来のセンサの欠点を大幅に改善し耐熱・耐久性にも優れた神栄の湿度センサは、業界の注目を浴びました。

シンエイ・ヒューミスタ

 

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