歯ブラシ用毛材の輸入販売を行っている当社産業資材部より、面白い歯ブラシを紹介いたします!
2回目となります今回は1010ナイロンを使用した歯ブラシです。
皆さんも、SDGsという言葉をニュース等で耳にする機会も増えてきていると思います。
歯ブラシはハンドル・毛材・そして包装材のブリスターと、プラスチックがたくさん使用されています。こうした素材を、バイオマス、天然由来、リサイクル、代替素材等の切り口で、どのように環境に優しい商品を展開していくか、歯ブラシメーカーは日々腐心しています。最近は食品や日用品の値上げが進み、歯ブラシも一部では価格改定が始まっています。生活が大変になるなか、環境対応商品を開発するにはどうしても原料コストが高くなってしまいます。環境には優しい、でも財布には厳しい、大変悩ましい状況となっています。
産業資材部では、こうした多様なニーズにお応えできるよう、魅力的な商材を揃えるため、日々仕入先との情報交換や、新規の調達先を調査しています。
1010ナイロン歯ブラシ
通常歯ブラシに使われるナイロンは石油由来のものが一般的ですが、1010ナイロンはトウゴマの種子からとれるひまし油を原料としている植物由来の毛材です。トウゴマは、食糧生産の耕作には不向きな荒れ地でも栽培可能で、SDGsとの親和性が高いと言われています。ただ、聞きなれないことから、縁遠い植物と思われるかもしれませんが、観賞用として日本でも意外に植えられています。興味のある方は探してみてください。ちなみに、当社の最寄り駅である三宮駅の近くで植えられているのを見つけました。
実はこの1010ナイロン、見た目は普通の毛材と変わりませんが、毛材の価格はどうしても割高です。更には、毛材だけ変えても歯ブラシ全体の何パーセントが環境に優しくなったのか??という疑問もあります。しかしながら、こうした小さな積み重ねを通じて、ちょっとずつ環境に優しい商品が誕生しています。まだ1010ナイロンの毛材を使用した歯ブラシを見る機会はあまり無いかもしれませんが、持続可能な社会に貢献できる選択肢の一つとして提案していきたいと思っております。
産業資材部では、このような魅力ある歯ブラシ用毛材の発掘・輸入販売を通じて、お客様の商品づくりのお手伝いをさせて頂いております。歯ブラシメーカー様に限らず、新しく歯ブラシを企画してみたい!というお問合せも大歓迎です。歯ブラシの用途開発にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。
当社取扱商品にご興味がございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
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