SHINYEI History #1 創立

SHINYEI History

SHINYEI History #1 創立

神栄の歴史は、1887年(明治20年)5月16日、姫路第三十八国立銀行の有志が発起人となり、「有限責任神榮会社」の創立を願い出たことに始まります。
この願書に対し、兵庫県知事から同年5月24日に仮認可が下りたことで、神栄は誕生しました。
この日、つまり1887年(明治20年)5月24日が神栄の創立日となるわけです。
当時の本店は神戸区(現在の神戸市中央区)栄町通3丁目5番地、資本金は15万円。
「神栄」という社名は、「神戸の繁栄への願い」と「発祥の地である神戸栄町」にちなんで命名されたものと伝えられています。

神栄を創立した目的は、神戸に生糸市場を開設することでした。
生糸、つまり蚕(かいこ)の繭(まゆ)から作った糸ですが、当時の日本の主力輸出品の1つでした。
ただ、当時の生糸貿易は横浜でしか行われておらず、関西より西に所在する業者は高い運賃を払って横浜まで送らざるを得ない状況でした。
そこで、神戸港での生糸貿易を目指し、生糸およびその付属品の貿易を行う会社として、神栄が誕生したのです。

 

「有限責任神榮会社」設立願書と設立認可書

 

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